贈る言葉

2012年5月28日 月曜日

【贈る言葉 2-74】

【結い】

農村では、田植えの時期になると、水を湛えた田んぼに
ずらりと人が並んで、田植えをしていました。

その田んぼの持ち主の家族が一斉に出ても4人か6人でしょうが、
必ず10人以上の人が黙々と田植えをしていました。

田植えは短い時間で一気にやらないと、稲の生育にムラが出てしまいます。
他家の田植えの時には自分の田植えと同じ様に手伝いに行き、
自分の家の田植えも近所の人達に手伝ってもらう‥‥
そうやって協調していくことを 『結い』 を結ぶというのだそうです。

この 『結い』 の心に気付いたのは、昭和11年・日本の農村調査に来た
アメリカの社会人類学者・エンブリーでした。
ヨーロッパやアメリカでは必ず賃金が発生してしまうところ、
日本では人のために力を尽くしたら、自分の時も必ず力を尽くしてくれる‥‥
美しい『結い』の根底は『信頼関係』です。
これからもお互い様の心で生きていきたいものです。

 曲渕智子

投稿者 曲渕整骨院

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